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| 政今年こそはと思えど速し年の暮れ 何ごとも出来ずに年賀状買う (11月17日)(土) 暗い曇りである。8−14度C 8時 案件があって鹿島氏と懇談 11時 案件があって海原氏 鮎川氏と要談(区内) 13時 野川氏 三田氏と案件があって要談(葛飾区内) 終わってから原稿書き。夜は加島祥造「求めない」を読み返す。 ●ブロイラーを「地鶏」と表示したり、九州産の牛肉を「但馬牛」とした一連の食品表示偽装したとして、大阪府警は16日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで高級料亭「吉兆」グループの船場吉兆(大阪市)の強制捜査に着手した。 日本を代表する名門料亭の土台を揺るがすスキャンダルに、同族ながら完全別資本の吉兆グループ各社への影響も懸念されている。 吉兆の創業は1930年。神戸市内の料理屋の跡取り息子だった故湯木貞一氏が、大阪市内に開いた間口2メートル余りの小料理店「御鯛茶処・吉兆」がルーツである。 食材や味付け、食器や店のたたずまいに季節感や色彩感を出す斬新な手法が特徴だ。 「料理の名演出家」と評判を呼び、国内外の要人が通う名店に成長した。 その功績から81年に紫綬褒章、88年には、食分野では初の文化功労者となった。 独自性は経営面でも発揮され、90年ごろから全国各地の店を株式会社化し、1男4女がそれぞれ継承。 1人息子だった長男に「本吉兆」(大阪・高麗橋)を継がせたほか、4人の娘には料理人の婿養子をとらせ、長女から順に「東京吉兆」(東京・銀座)、「京都吉兆」(京都・嵐山)、「船場吉兆」、「神戸吉兆」(大阪・中之島)をのれん分けした。 現在まで息子と各婿養子が計5社の社長を務めて経営方針を独自に決定し、すでに資本関係は完全に切り離されている。 一連の船場吉兆の不祥事に関しては、パートやアルバイトに責任を押しつけた同社2代目の二男、湯木尚治取締役(38)=九州担当=に批判が集まっている。 経済ジャーナリストの荻原博子氏は、次のように批判する。 「(尚治氏は)船場吉兆全体の責任者ではなく、あくまで一取締役。 にもかかわらず、偽装をさせたパートやアルバイトに責任を押し付け、会社の責任ではないと言い逃れる姿勢は最悪です。(偽装は会社の責任ではないという)誓約書まで書かせたといわれていますが、事実ならば『吉兆』ののれんを継ぐ資格はないでしょう。船場吉兆は廃業するしかありませんね」 船場吉兆は、アウトソーシング方式で総菜やデザート販売に乗り出すなど、5社の中では最も積極的に事業拡大を図っていたとされる。 創業者は「お客さんの顔がそろってから、吸い物のだし作りを始めないとお椀(わん)の味が違う」と言い切るほど、客に提供する味にこだわっていたが、その思いはつゆほども引き継がれていなかったようだ。 ●10億円どーん。神奈川県大磯町の横溝千鶴子さんが88歳の誕生日を迎えた16日、生まれ育った同県南足柄市に10億円を現金で寄付した。 横溝さんは1999年にも大磯町に5億円を寄付し、障害者福祉施設の設立に貢献。「私は宝石なんかいらない。子供たちが宝です」。 これまでタクシーには乗らず、外食ですら一度もしたことがないという横溝さん。 「でも節約とケチとは違うんですよ」。そこには独自の蓄財哲学があるようだ。 市役所3階の会議室にピラミッド状に積み上げられた10億円は、1000万円の束が100個で重さは約100キロ。 市の本年度一般会計予算の6・7%、教育費の約53%に相当する。 横溝さんは、旧南足柄村の出身。教育者だった両親のもとで育った。戦後、高校教諭などを務めた後、夫(故人)と調理場設備関係の会社を興し成功。 「お金をためては土地を買った」という。今回の10億円は東京・赤坂の土地を山脇学園に売って捻出(ねんしゅつ)した。 「四十数年前、米寿のこの日に10億円を贈ろうと目標を立て節約してきた。 ふるさとに恩返しできたのは人生最大の幸せです。子供たちの教育のため、命ある限り努力を続けたい」と穏やかな笑みを浮かべた。 南足柄市では寄付金で横溝さんの名前を冠した基金を設立。「退廃している子供たちの教育のため」(横溝さん)に毎年の利息2500万円から学校や生徒に賞金を出すという。 「礼儀などきちっとしたクラスには『努力賞』。スポーツで生徒が1等賞や国体に出るようなことになれば『千鶴子賞』で個性を伸ばす。やはり賞金は励みになりますから」 この日、銀行の現金輸送車を使ってまで札束ピラミッドを持ち込んだのも「お金の大切さを分かってもらいたかったし、小切手より現金の方がうれしいでしょ」というのが理由だ。 99年にも大磯町に5億円を寄付し、障害者用の福祉施設「横溝千鶴子記念障害福祉センターすばる」を設立。学校法人鶴川学園などにも多額の寄付をしてきた。その金銭哲学は徹底している。 「余分なものは持たずに人のために使う」客が来ると部屋を明るくし茶菓子を振る舞ってもてなすが、一人のときは使わない家具のコンセントをすべて抜く。 風呂のお湯も捨てずトイレを流すのに使う。これまでタクシーに乗ったことはなく、一度も外食をしたことがないという。「外食で金を使うなら良い食材を買って自分で作る。おかげで病院に行ったこともありません」。 高齢にもかかわらず背筋は真っすぐ。シャキシャキと歩く。 5億円の寄付が報道されたときには「今、首くくる寸前です…」などと無心の電話が殺到したという。 「『80の老人に頼るのか!』と怒ってやった」。自分で働ける人間には厳しい。子供のいない横溝さんには、親せきはいるが「『私に遺産はないよ』と言ってある。でももし子供がいても同じことをしますよ」 今後も学校の教師を鍛える“横溝塾”や母子センターなども設立予定で「自分の葬式代と医療費以外は残しません」。 |
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