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今は夢対立の歴史乗越えて ローマ法王モスクで祈る (12月01日)(金)

 トルコを訪問中のローマ法王ベネディクト16世は30日、イスタンブールの旧市街にあるブルーモスクを訪問し、イスラム教指導者とともに祈りをささげた。
 AP通信によると、同伴したイスラム教の権威が「私は祈ります」と言うと、法王は頭を下げて何かを口ずさむかのように唇を動かした。
 約1分間黙想した法王は、モスクで「(法王の)この訪問は全人類が平和となる方法をみつける一助となるでしょう」と語ったという。
 モスク訪問はベネディクト16世にとっては初で、法王としては前法王のヨハネ・パウロ2世が2001年にシリアのモスクを訪れて以来2度目である。
 
 快晴 13-16度C 8時30分 トーヨーで打ち合わせ 9時 区へ
 打ち合わせ 架電 来電  13時 打ち合わせ(トーヨー)
 15時 案件があって村田氏と懇談  18時 江戸川区立松江幼稚園の閉園式を開くについての準備会に出席した(同園)
 19時 案件があって見村氏 丹羽氏と懇談(葛飾区内)
 平井明芳「イラク戦争と人権問題」を読む。
 

●今朝の各紙は村上裁判でいっぱいである。 ニッポン放送株のインサイダー取引事件で、証券取引法違反罪に問われた村上ファンドの前代表、村上世彰被告(47)と同ファンド投資顧問会社の初公判が30日、東京地裁(高麗邦彦裁判長)で開かれた。
 6月の保釈以来、5か月ぶりに公の場に姿を現した村上被告は、「無罪と確信しております」と起訴事実を否認した。
 
 捜査段階でいったんは容疑を認めたことについては「無罪主張を貫くことで逮捕者が増え、ファンドが混乱することを避けたかった」と釈明した。
 株式市場を席巻した“モノ言う株主”は、法廷でも“モノ言う被告人”だった。
 「私は法を犯す人間ではない」「自分の誇り、尊厳のために裁判所の判断を仰ぐ」。
 一転して起訴事実を否認した村上被告は、検察側との全面対決の姿勢を鮮明にした。
 
 午前9時55分、黒のスーツに白いワイシャツ、青いネクタイで法廷に現れた村上被告は、傍聴席や裁判官席、検察官席に何度も小刻みに頭を下げ、緊張した面持ちで証言台の前に立ち、小さな声で名前や本籍を答えた。
 しかし、意見陳述のメモを読み始めた途端、冗舌に。声のトーンも抑えきれない。「無罪と確信しております」。
 
 逮捕直前に東京証券取引所で会見し、インサイダー情報について「聞いちゃったと言われれば聞いちゃってるんですよね」と告白。
 「証券市場のプロ中のプロを自任する私の認識が甘かった」と容疑を認めていた。
 しかし、この日の初公判では一転。インサイダー情報について「ニッポン放送の経営権を本気で取るつもりとは到底思えずライブドア(LD)一流の面白おかしい大言壮語を聞いたという感じだった」とジョークのレベルの話と主張。
 捜査段階で“自白”したことについても「検察官から『堤(義明=元コクド会長)さんは自ら罪を認め、他の逮捕者を出さなかった
 。堀江(貴文=前LD社長)さんは否認したので多くの幹部の社員が逮捕された』と言われ、事実に反して自白した」と検察の揺さぶりに屈したためと釈明した。
 
 さらに「逮捕者を私1人で済ませる道を選択した。ファンドは事実上解散したが、投資家らへの最低限の責任は果たした」と“証券のプロ中のプロ”としてのプライドものぞかせた。 意見陳述の最後に「お聞きいただき、どうもありがとうございました」と裁判官に深く頭を下げた村上被告。
 挑発的な言動とハチャメチャな法廷マナーで、検察側と全面対決を演じているLD前社長の堀江貴文被告(34)とは対称的な“オトナの法廷戦術”も見せていたが…。
 
 起訴状によると、村上被告は2004年11月8日ごろ、LDが同放送株の大量取得を決定したとのインサイダー情報を入手。その後約193万株を約99億5000万円で買い付け、約30億円の売却益を得たとされる。
 

●安倍首相直属の教育再生会議が、いじめに関して「見て見ぬふりも加害者」とする厳罰主義で臨むよう緊急提言した。
 教育基本法改正に続き、とかくこの政権は、国家が前面に立って国民を教導しようとする傾向が強い。
 かつて一九六一年の就任演説で「国が君らに何をしてくれるかではなく、国のために何ができるかを考えてほしい」といったのは、故J・F・ケネディ米大統領だった。
 このニューフロンティア政策で、日本でも人気が上がったが、任期途中の六三年十一月二十二日に暗殺された。
 
 ケネディ大統領は生前、尊敬する日本の政治家を「上杉鷹山(ようざん)」と答えたと伝えられる。
 鷹山は十八世紀後半の出羽(山形県)米沢藩主。十七歳で家督を継いだとき<受次て国のつかさの身となれば忘るまじきは民の父母>と詠んだ名君である。
 その根本方針を「自助」「互助」「扶助」の三助とする「伝国の辞」を家訓とした。
 そのうちの「国家人民の為に立たる君にて君の為に立たる国家人民にはこれ無く候」がケネディ演説と似ていると、鷹山ファンは喜んだ。
 
 鷹山が漆木百万本植栽計画を、藩の財政再建の柱に据えようとしたのは、藤沢周平氏の遺作となった『漆の実のみのる国』(文春文庫・上下)に詳しい。
 藤沢氏の筆は、鷹山が秋になって成熟する漆の実が触れあう音を夢想した若き日々を追想する場面で擱(お)かれている。
 小文字の英語で「japan」は「漆」を指す。安倍首相が所信表明演説で掲げた「美しい国、日本」の中に「民の父母」を忘れるなと戒めた鷹山の心は伝わっているかどうなのか。
 以上は東京新聞からの記事である。
 

●右腕で速いボールを投げる仕事に、60億円を出す米企業があると聞いて驚いたのは10日ほど前のことだ。
 それが今度は、左腕で30億円だというから、もう二の句が継げない。
 日本のプロ野球投手の値打ちがここまで上がると、球団はほくほく顔だろう。
 
 右腕が西武の松坂大輔投手で、左腕が阪神の井川慶投手だ。すると、足でボールをけることが仕事のサッカー選手は動揺するに違いない。
 将来、「腕」か「足」のどちらかに夢を託そうという子供や、その親はさらに迷う。
 
 お父さんが30年以上も働いて得る生涯の賃金は、平均で2億円だという。
 談合で検察当局に逮捕された知事や出納長は、松坂らのニュースに深いため息をついただろう。
 ガリ勉して大学に入り、競争に勝って上り詰めたと思ったらこのざまだ。
 カネは栄光の代償にも、人生の転落にもついて回るようだ。
 
 速いボールを投げる投手に、大枚をつぎ込む大リーグ球団にも理屈はある。
 向こうは慢性的な投手不足だそうだ。3月のワールド・ベースボール・クラシックで世界一になったMVPの右腕26歳が欲しくなる。
 ヤンキースは、その右腕をレッドソックスにとられた。そこで余したカネを、左腕27歳にドンとはずんだらしい。それをマネーゲームとは言わせない。
 テレビ放映権も観客動員だって日本人ファンが、ハーメルンの笛吹き男についていくように、どっとやってくる。
 
 この夏の高校野球で、引き分け再試合の壮絶な決勝戦を演じた2人も大リーガーを夢見ているそうだ。
 『ハンカチ王子と老エース』(講談社)によれば、早実の斎藤佑樹投手は外角直球で試合を決めた瞬間に、鬼神から普通の青年に戻ったという。あれは一陣のさわやかな風だった。 以上は「産経抄」からである。

 

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