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| 屋根上のカラス二羽が天仰ぐ 緑の庭に秋風の立つ (09月02日)(土) 朝鮮人あまた殺され その血百里の間に連なれり われ怒りて視る、何の惨虐ぞ 「近日所感」と題された、萩原朔太郎の三行詩である。関東大震災のあった1924年2月に雑誌「現代」の第5巻第2号に発表された。 震災の当日、朔太郎は郷里の群馬県前橋の自宅にいた。震災のあまりにも大きな被害に驚愕して、米と食料品をリュックで背負い東京に向かった。 幼少のころから慕っていた母方の叔母と従兄を見舞うためで、汽車と荷車をのりつぎ、大宮からは歩いたという。 朔太郎は、1917年に処女詩集「月に吠える」をもって口語自由詩を完成させた、日本近代詩の巨匠である。 その詩人が、朝鮮人虐殺にいち早く反応して怒りを噴出させたことは記憶にとどめてもよい。 「あまた殺され」「その血百里」という直截で簡潔な表現をもって、犠牲者のあまりにも多数であったことをリアルに表現している。 朔太郎の怒りは、無抵抗の朝鮮人をふつうの民間人も軍警と一緒になって虐殺したことに、日本人の自分が許せなかったことに起因している。 「惨虐」という詩語については、この言葉は現在、「広辞苑」にも「大辞林」にものっていない。 当時は「残虐」と同じ意味で使われていたことばである。 朔太郎が、あまりにもむごたらしい惨状を、臨場感をもってあらわすために使った「惨虐」という詩語が、80年以上経っても胸に迫ってくる。 無こなる朝鮮人惨殺に対する、この詩人の沸々とした憤怒が、あえて「惨虐」を詩語たらしめたのであろう。 この詩がいく種もの版のある単行本の「萩原朔太郎詩集」にはおさめられていないのは残念であるが、筑摩書房版全集の第3巻「拾遺詩篇」には収録されている。 ところで、ハリケーンから“変身”した台風12号が太平洋を西北西へ進み、小笠原諸島に接近しているという。 台風12号の勢力は一時、2005年8月に米国南部に壊滅的な被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」に「匹敵するレベル」(気象庁)にも達した。 12号は3日には日本の東端・南鳥島を直撃する可能性が高く、駐在する気象庁職員や自衛隊員ら39人全員が島から脱出する事態になっているという。 近年、ハリケーンが日付変更線を越えて台風に変わるケースが増加しているが、原因については専門家も首をひねっている。 気象庁によると、12号はもともと8月21日、北太平洋の西経側で「ハリケーン」として発生した。 その後、西へ進み、同27日には日付変更線を越えて東経側に入ってきたため、「台風」となった。 それにしてもこの世の中には悪いやつが沢山いるようだ。腹立たしいことである。・・・・・・・。 「連絡が取れなかったのでハガキを出しました。至急、お知らせしたい事があります」。 女性の名前で手書きのはがきが送り付けられ、電話をかけると会員権購入を勧誘される“お手紙商法”が、若者を狙って増えているらしい。 携帯メール世代には手書きのはがきが新鮮に見えるらしく、実際に会員権を購入した人もいる。各地の消費者センターは注意を呼び掛けているという。 はがきには、イラストが添えられ、指定した日時に電話をかけるよう書かれている。 電話番号は東京都内のもので、電話をすると、関東地方から来たという業者が、喫茶店などに誘い出し、数時間にわたって「ホテルなどを安く利用できる」という「50万円位ののいかがわしい会員権」を勧めるというのだ。 悪いやつでも、英国の場合のテロはもっと遥かに深刻である。 AP通信などによると、英国の警察当局は2日、テロ要員の勧誘や訓練に関与した疑いで、ロンドンで14人を逮捕したことを明らかにした。 8月に未然に阻止された旅客機同時テロ計画の容疑者逮捕とは関連がないとしており、新たなテロを計画していた可能性がある。 容疑の詳細などは明らかにしていないが、当局は多数の捜査員を動員しロンドンの複数カ所を捜索、1日夜から2日未明にかけ14人を逮捕した。摘発は数カ月間の内偵を経て行われたという。 ロンドン警視庁は8月10日、英国から米国に向かう複数の旅客機を爆破させるテロ計画を阻止したと発表。主犯格を含む容疑者らを逮捕している。 9時30分 案件があって箕輪氏と要談(区内) 午後は、第五歌集『地球万華鏡』の原稿が短歌新聞社から着ているので第一校正をした。 22−29度C 晴れのち曇り 17時 KSS会に出席して挨拶した(亀戸) 夜は 原稿 雑誌 手紙 単行本 書類の整理整頓。 吉村公三郎「京の路地裏」 松沢弘陽「丸山真男回顧録」を読む。 ●こっちも悪いやつで、要求額が「98万円」の振り込め詐欺事件が東京都内で急増しているらしい。 100万円以上だと金融機関の窓口で警戒されやすいことや、「2ケタ」の金額だと比較的振り込みやすいという被害者心理につけ込んだ新たな手口とみられる。 警視庁は同一グループによる犯行とみて捜査している。同庁捜査2課によると、都内の振り込め詐欺のうち、親族などを装うおれおれ詐欺の認知件数は4〜7月で計542件。 このうち約3割の要求額が98万円だった。7月だけでは、約6割を占めた。4月ごろ、多摩地区で被害が出始め、7月には都内全域に広がったという。 「会社の金を使い込んだ。会社に監査が入るとばれてしまう」「浄水器販売で失敗した」などと会社でのトラブルの補てん金名目で振り込みを要求する。 一度振り込むと、「さっきは言えなかったが、他にもあるんだ」と言ってさらにだまし取る。 金融機関は、窓口で多額の現金を振り込む利用者に注意を呼びかけたり、ATM(現金自動受払機)の1日の振込限度額を100万円に引き下げるなどの対策を取っている。 ある都市銀行の広報担当者は「98万円なら窓口でなくても、24時間営業のコンビニエンスストアのATMなどで振り込めることに目をつけたのではないか」と推測している。 ● 1日に就任した長野県の村井仁知事は、自らの任期中に限って知事の退職金をなくす条例案を9月県議会に提出すると表明した。 同日の記者会見で「立候補したのは長野県を憂えたためで、もの欲しさで知事になったのではない。 県の財政状況を考えれば当然」と述べた。知事の退職金辞退をめぐっては、宮城県で同様の条例が成立しており、全国で2例目である。 長野県の条例では4年間の任期を全うすると5184万円が支払われる。 田中康夫バカ前知事は退職金を辞退しておらず、すでに受け取っている1期目の2376万円と合わせ、7560万円の退職金を受け取る計算になるという。 ●ところで、米国防総省ミサイル防衛局は1日、地上配備型迎撃ミサイルの迎撃実験を太平洋上で行い、模擬弾頭付き弾道ミサイルの迎撃に成功したと発表した。 大陸間弾道ミサイル(ICBM)の迎撃を目指す地上配備型の本格的な実験は1年半ぶりで、実験成功を受けて記者会見したオベリング同局長は、北朝鮮が7月に発射した長距離弾道ミサイル「テポドン2号」を念頭に、迎撃の可能性に関し「チャンスは十分ある」と述べ、自信を示した。 ブッシュ米政権は北朝鮮やイランの核や弾道ミサイル開発を警戒、ミサイル防衛網の整備を急いでいる。地上配備型の実験は2004年12月、05年2月と相次いで失敗していただけに、ラムズフェルド国防長官も声明で今回の成功を歓迎した。 オベリング局長は、今回の実験はこれまでで最も実戦的な「フル実験」だったとし、地上配備型の整備が再び軌道に乗ったとの認識を示した。 ただ、ミサイル防衛の実用性に対する疑問の声は根強く、12月に予定する次回の迎撃実験が注目される。 実験は米東部時間の1日午後1時39分、カリフォルニア州バンデンバーグ基地から迎撃ミサイルを発射、アラスカ州コディアク島から発射した標的の模擬弾頭の迎撃に成功したという。 ●1日公表された岐阜県庁の裏金問題をめぐる検討委員会の報告は、当時の県政トップ2人の及び腰が「裏金を闇に葬る」という最悪の事態を招いたことを浮き彫りにした。 梶原氏をはじめとする当時の県幹部の責任を追及する声は、日増しに強まっている。 「知事が東京出張した際、ホテル代の一部が不正経理による資金から出ている」 梶原氏にこう報告したのは、96年3月に旧自治省から副知事に着任した森元氏だった。 その上で「問題が表面化するまで(裏金の総点検は行わず)、事態の推移を見守ってはどうですか」−。 「男気(おとこぎ)を出した」という森元氏の進言だった。 梶原氏から、反論の言葉はなかったという。その後、梶原氏から下されたのは、出張時のホテル代引き上げの指示。 それまで1万4800円と規定されていた知事の宿泊費は、97年9月から一気に上限2万6200円になった。 「森元氏の証言は極めて具体的かつ自然で、信ぴょう性が高い」。 検討委は、こうした経緯に注目。森元証言を否定する梶原氏の主張を一蹴(いっしゅう)した。 宿泊費は2002年度には引き下げられ、現在は1万4800円に戻された。 検討委はさらに「森元氏の進言がなく、梶原氏が徹底的な調査を行っていれば、今日の事態を招かなかった。 当時の2人の決断には極めて重大な意味がある」と指摘。 「真に岐阜県の将来を考えるならば、不正経理資金の総点検をするべきだった。 梶原氏の姿勢、態度こそが組合への集約を招いたといえる」と厳しく指弾した。 ある県幹部は言った。「県調査チームでは、梶原氏の責任をここまで厳しく指摘できなかった。 (梶原氏は)閉門蟄居(ちっきょ)だ」 梶原前知事がコメント・・・ 岐阜県庁の裏金問題で、検討委員会に重大な責任があると指摘された梶原拓前知事は、検討委の報告が行われる前日の8月31日、「報告をよく吟味した上で会見をしたい」と県政記者クラブを通じてコメントした。 梶原氏は今月5日以降に記者会見を開くとしている。 一般からの抗議は3500件に迫っていて現職幹部らは神妙らしい。 裏金問題に対する県民らの抗議は、1日午後4時までの24時間に郵便や電子メールなどで県庁に78件が寄せられた。問題が発覚した7月5日以降の累計は計3494件となった。 県によると、梶原拓前知事について「(裏金問題に)関与していないはずはない」などと責任を追及する声が目立つ。 「税金を払いたくない」と抗議したり、県職員の責任や処分などを問いただしたりして怒りをぶつけるケースも多いという。 検討委の報告内容を知った岐阜市岩田坂・無職今村勲さん(59)は「ここまでやっていたのかと驚いた。 17億円には県民のみならず、出入り業者や国からの交付金などを通して、全国民の血税が含まれている。 国民全体の問題としてとらえるべきだ」と指摘。「梶原前知事ら当時の関係者は、役職や権限に応じた額を返還してほしい。 今後は出先機関を中心に厳しいチェック体制を敷くべきだ」と話した。 一方、報告書を読んだある県幹部は「県民の皆さんに誠に申し訳ないという気持ちでいっぱい。 深くおわびしたい。県民の税金だから返還するのは当然で、金額が定まったら速やかに返還する」と神妙な表情だった。 別の職員は「当時、きちんと公表し、対応していたら、こんなことにはならなかった」と、当時の県幹部に強い不信感を示した。 ●スウェーデン製の元豪華客船スカンジナビア(5105トン、127メートル)が2日午前2時ごろ、改修工事のため、引き船に引かれて中国・上海へ向かう途中、和歌山県串本町潮岬の沖約3キロで沈没した。 人は乗っておらず、けが人はいなかった。スカンジナビアは現役引退後、30年以上にわたり、静岡県沼津市に係留され、日本初の海上ホテルなどとして親しまれてきた。 05年の営業終了後、市民が「保存する会」を結成、船体を買い取るトラスト運動を展開したが、スウェーデンの会社に売却され、「故郷」に戻る前に改修工事を受けるところだった。 串本海上保安署によると、スカンジナビアは8月31日正午ごろ、昭英海運(長崎市元船町)所有の第10英祥丸(藤本政文船長、乗員7人、188トン)にロープで引かれ、沼津港を出港、9月7日に上海に到着する予定だった。 引航中の1日午後9時ごろ、船体が突然左に傾き始めたため、同11時半ごろ、状態を確かめるため、いったん串本町潮岬西側の入江に入った。 しかし、傾きは収まらず、徐々に浸水し沈みだした。2日午前1時半ごろ、再び沖合へ向かったところ、同2時ごろ、深さ約72メートルの海底に沈没した。 沈没の原因は不明だが、建造後約80年たち、老朽化が指摘されていた。油が流出するなどしたため、同海保の巡視艇などが現場を警戒している。 スカンジナビアは05年3月に営業を終了。惜しむ市民らが「保存する会」をつくり、約1万6千人分の署名を集めたが、7月にスウェーデンのペトロファースト社への売却が決まった。 同社はスカンジナビアを上海で改修後、スウェーデンで海上ホテル・レストランとして再び利用する予定だったという。 |
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