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紅葉に間にある時期の風の薫る 秋燃え始む安曇野を往く (10月26日)(水)

 をりとりてはらりとおもきすすきかな  飯田蛇笏
有名な蛇笏の句である。
 いまや秋盛りである。秋はもの悲しく薄暗い影がのこる季節である。幻影のある時期である。
 
木の間より漏りくる月の影見れば心尽くしの秋は来にけり
読みひと知らず・古今集歌集・184
秋の田のかりほの庵の苫を荒み我が衣手は露に濡れつつ
天智天皇
吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ
文屋康秀・古今和歌集・249
八重葎(むぐら)茂れる宿のさびしさに人こそ見えぬ秋は来にけり 恵慶・拾遺和歌集・140
さびしさに宿を立ち出でてながむればいづくも同じ秋の夕暮れ 良暹(りょうぜん)・後拾遺和歌集・333
哀れ知る友こそかたき世なきけれひとり雨聞く秋の夜すがら
 藤原為秀・正徹物語
おのづから梢はなるるきりの葉の今朝目に見えて秋は来にけり 落合直文
馬追虫の髭のそよろに来る秋はまなこを閉ぢて想ひ見るべし
 長塚節
しづやかに大天地に傾きて命かなしき秋は来にけり 若山牧水
父のごと秋はいかめし母のごと秋はなつかし家持たぬ児に 石川啄木
 
以上、良く知られた有名な10首は、いずれも秋のかなしさを歌いこんでいる。
 春夏秋冬を愛する日本人独特の心に共感するものがあるのだろう。
 
 江戸川区の行政監査で、長野県の旧穂高町の「江戸川区穂高荘」へ行く。
 日下部、島村、川瀬委員と、小生、平田監査委員事務局長らで行く。
 10時 新宿発 スーパーあずさ11号 12時49分着である。
 13時15分から穂高荘の監査を行う(穂高荘) 原野江戸川区施設公社常務理事らが対応した。
 建物、庭内施設の視察 15時30分に終了して萩原守衛美術館へ行く。しばし参観。重要文化財の裸婦トルソを久しぶりに眺めた。
 16時30分の郊外電車で松本市へ行く。駅前のホテル・モルシャン宿泊。

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