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| 秋時雨東寺金堂燦ざめき 仏師の鑿の削りあと見ゆ (10月15日)(土) すっかり肌寒くなって来た。大雨である。18−22度C。 13−14日の国際政経懇談会に出席していた、ケリー・オーブレリー氏、ボブ・シューター氏に誘われて竜安寺、仁和寺、東寺をめぐる。 雨の竜安寺、仁和寺も風情があって良いものである。ケリーは私よりも遥かに禅に詳しく、竜安寺について文化論を話していた。 17時9分 京都発のぞみ20で帰京。19時30分 東京着。東京も大雨である。 パソコンを開けたら、一面真っ黒のようにアクセスがあって、90%はいかがわしい広告その他であった。いちいち削除する。 贈った拙著の歌集に対する礼状が、沢山来ていた。 ●京初秋逍遥 二〇首 京都駅超近代ビル時を経て漸く街に溶け込みて行く 風葬の習いのありし昔より霊魂集いいま念仏寺に 洛北の寂れたる郷草深く念仏寺の坂道登る 山巡り千本鳥居十重二十重胸突く坂に吐く息激し(伏見稲荷) 古代より神の鎮座す稲荷山狐信仰千本鳥居 嵐山トロッコ列車亀岡へ急渓流に眩暈覚えつ 嵐山へ曲がりくねりの渓谷の紅葉は早き保津川降り 人生を賭けし庭園緑濃し大河内山荘一生が夢 天竜寺深山幽谷肌寒く底冷えの中竹林枯れて 天竜寺夢窓国師借景の庭に尊氏夢の残照 大伽藍室町の夢天竜寺苔むす庭に禅僧の業 竜安寺激しき雨に佇みて石庭の砂利乱れ乱れて 竜安寺ひとの立ち舞う激しさに世界遺産の商売繁盛 王朝の雅を今に偲ばせつ初秋の仁和寺白書院 燦々と王朝文化伝え来し御室桜に雨足激し 千年の絢爛豪華爛熟の平安遷都いまも繁栄 金殿玉楼栄えあるもの皆滅びて空空漠々 身は高野心は東寺納め置く真言密教夢の修業の 秋時雨不動明王尊像に名も無き仏師が夢の千年 御仏は東寺講堂幾多あり生老病死利他行実践 |
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