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師走の夜小沢征爾の完成度 高きシュスタコヴィチ拾番 (12月10日)(金)

 誰でも色々な問題があると、睡眠時間が短くなって、昼間の行動に影響が出る。
 皇太子妃雅子さんが「適応障害」と言うことで、回復が遅れていると言う。
 私の知人の医者に聞いたら、2-3年かけないと、完全には良くならないらしい。
 人間の営みと言うものは、常に新しい状況が複合的に目の前に出現して流れて行くけれども、これが病気で精神的に参って仕舞うと動くことが一切出来なくなる。
 夜は眠れないし、昼間も非常にだるくて、生活面での行動をする上で、疲れて辛くて、大変な負担になるものである。
 この病気は、ゆっくりと時間をかけて、治療する必要があるらしい。
 
 私なども、夜一定の時間眠ってしまうと、翌朝早く起きてしまい、睡眠時間が短くなって、その分だけ、日中眠くなって困ることがある。
 つまり、軽い「適応障害」と「老化進行」なのである。健康な生活をするには、少し無理をしても、激しい運動をして、夜は良く眠ることが大事だと痛感している。
 熟睡した翌日は、爽やかで一日中行動が軽くて、良い結果が出る。
 人間には、バイオリズムとバランス・オブ・パワーと、それに回りの環境の変化への適合が非常に大切であると、痛感する次第である。
 
 政府が今後10年間の基本指針「国家防衛大綱」を決定した。05年からの5年間で、24兆2千億円を計上する。
 その中心は、ミサイル防衛、イージス艦の補修、パトリオット・ミサイルの性能向上、ゲリラ・テロ対策部隊の新設などが盛り込まれている。
 北朝鮮、中国を仮想敵国とした防衛対策である。日本を如何に防衛するか?
 防衛問題と言うのは、全てが潜在的な仮定の問題であるが、現実には中国、北朝鮮のミサイルは、日本の大都市、特に東京に向かって照準が合わされている。
 
 アメリカの原子力潜水艦の核ミサイルの照準も、ぴたりと北京、ピョニャンに合わされている。
 これに対して日本国は「戦争をしない」「一切専守防衛」と決めているから、外国向けにはミサイルの照準を合わせることはない。
 従って万一、どこかの国が日本にミサイル攻撃をかけてきたら、これを打ち落とすすべはない。
 
 これでは困る、何とかししないとダメだと言うことで、「ミサイル防衛システム」を「次期防衛大綱」に盛って、約5千億円の予算計上をしている。
 しかしこの装備の完成には数兆円かかることであり、現在は具体的予算が取られていない。
 依然として、アメリカ頼りの中途半端な日本の「防衛計画」であると考える。
 
 明るい曇り 暖かい1日であった。 8時30分 トーヨー 冬の賞与を支給、3・5カ月分 
 8時50分 江戸川区監査委員室へ 9時 上野和彦氏ら来室懇談 9時30分 平井小学校へ行政監査に行く 古い小学校で橘家圓蔵、島村宜伸氏らの母校。
 12時 菊の会代表の畑道代師匠がわざわざ来駕・昼食・懇談(すがた) 
 13時15分 鹿本小学校へ行政監査に行く。小松校長が、「江戸川区の教育委員会は行政万般について、上意下達であって、校長会などの自主的意見を充分反映させるような施策を取っていない。是非、区にお願いをしたい」と言う発言をしていた。
 
 16時30分 案件があって要談(トーヨー) 17時30分 案件があって要談(区内)
 19時15分 小沢征爾(1935−)指揮「ハイドン・交響曲98番」「ショスタコーヴィッチ・交響曲第10番」新日本フィルハーモニー交響楽団(すみだトリフォニー・ホール)に行く。
 「98番」は、ベートーヴェンよりも古い時代のハイドンの宮廷交響楽であって、堂々たる音感と音質、純然たる音楽の喜びに溢れた極地である。
 約30分休憩の後の「10番」の方は、ソ連の暗黒のスターリン時代に創られた大音楽である。
 小沢征爾のレパートリーのひとつで、普遍性の高い、完成度が高い名曲である。
 小沢氏は、白髪痩躯、鬼気迫る燃えるような指揮をするけれども、「98番」では、少人数のためか指揮台にもあがらず、楽譜も指揮棒も手にしない。
 「10番」では指揮台に上ったが、楽譜も指揮棒は持たなかった。約50分が非常に短く感じられた。
 合計1時間30分近くも、楽譜なしで通す小沢の凄さである。余韻を残してホールを後にした。
 夜 水上勉「雁の寺」「宇野浩二伝」を読む。

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