<カレンダーへ戻る
バックナンバー 

広島を彩る新旧たたずまい 平和公園折鶴哀し(11月28日)(日)

 晩秋の風が薫っている。自らの人生を象徴しているかのような枯葉が落ちる広島の秋である。
 昨年は、松山の須之内さんご夫妻のお世話で、四国松山の道後温泉からの「しまなみ街道旅行」の最後がこの広島の地であった。
 午前中に解散して、元安川の観光船に乗った。そして原爆ドーム、平和公園周辺を散策した事があった。
 
 今年も、「水の都広島」にせっかく来たので、ロータリークラブの元ガバナー会議の方は、自分の発言の機会もないから、午前中で失礼した。
 リーガロイヤルホテル・ヒロシマの1406号室の窓から見たら目の前が「ひろしま美術館」なので、9時の開館と共に入った。
 これは、私の予感が当たって、やはり「成功」だった。石橋美術館との交流で、沢山の価値のある作品が来ていた。
 昔、良く見て理解していたものが一堂に揃っていた。
これを見ると、石橋美術館の規模が日本ではかなり価値のあるもので高いものであることが分かる。
 
 九州出身の作家の作品には良いものがある。青木繁「海の幸」「わだつみのいろこの宮」 藤島武二「天平の面影」「黒扇」 黒田清輝「針仕事」 坂本繁二郎「放牧三馬」 古賀春江「単純な哀話」 岸田劉生「麗子像」など100点近い佳作が展示されていた。
 これを約1時間ほどで見て回った。
 
 続いて、相生橋通りを歩いて、原爆ドームの周りを一周して、感動した。
 それから相生橋の上を歩いて行って、平和公園の中の色々な記念碑や祈念塔を見ながら歩いて、公園の真ん中にある「平和の池」と「原爆死没者慰霊碑」で起立、整然と黙祷した。
 慰霊碑から見ると、原爆ドームが池の上の公園で一直線に見える位置にある。
 私は、そこから平和祈念資料館の下を通って「祈りの泉」、「嵐の中の母子像」と平和像「若葉」の湯川秀樹碑に行った。
 写真を撮ってから、タクシーでバス乗り場ターミナルに行った。
 
 丁度2時間の散策であった。快晴だが、少し風があって暖かい。 11時13分のエアポートバスで空港へ。
 それにしても、随分遠い広島空港である。誰が、なぜこのような山の中に空港を作ったのか?
 亀井静香さんか、池田行彦さんか?空港までの山陽道も膨大な公共投資であった。
 13時30分 JAL1606便 14時30分羽田着で帰京。
 
 自宅の庭一面に散った黄色の落ち葉を、音を立てて踏んで歩くと、私は何故かほっとした。
 
 ヒロシマにて自選10首
●散る落葉原爆ドームに佇みて 六十星霜夢や幻
●風雪に耐かね崩つつありて 原爆ドーム傷み激き
●爆心地相生橋に亦来たり 風も恨めし秋は深まる
●安らかに眠れと言うは間違いぞ 米国人は原爆落して
●暮なずむ夕陽の蔭が尾を曳きて 平和公園祈る乙女ら
●今日も聴く胸打つ被爆者体験記 善意の押売無くば直良し
●祈念館資料館には記念像 平和平和で事業成り立ち
●平和屋と言う職業のあると聞く 平和広島繁盛大事
●かき舟に集いし笑顔友ありて 昔の夢を語りて尽きぬ
●広島は土手鍋フライ酢牡蛎など 酒の旨さが喉に染み入る

<カレンダーへ戻る