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三〇年塵の塊溜り行く 書庫の整理に大汗をかく (11月12日)(金)

 東京証券取引所は西武鉄道の上場を廃止した。西武コンツェルンの事実上の崩壊である。
 ありえない事が起こったと言うことだが、40年以上虚偽記載を続けていたらしい。
 西武が崩壊すると言うことは、前代未聞であるが、大手銀行の連続破綻、ダイエーの崩壊、近鉄の破綻と続いて来ると、正に時代の転換点に立っていると痛感するのである。
 時代に対応出来ない老舗の企業は崩れていく。夢を見ているような状況だが、これほど今の日本の現実は厳しいものである。
 
 ヤセル・アラハットPLO議長の死は世界から大きな反響があった。
 後任にはアッバス前議長が就任した。自治政府議長にはファトウーフ評議会議長が就任した。
 エジプトのカイロの空軍基地で、アラハット議長の葬儀が、ムバラク・エジプト大統領を初めとした各国の首・外相などが参列して、12日午後(日本時間18時頃)から盛大に行なわれた。
 
 葬儀にはサウジのアブドラ皇太子、ヨルダンのアブドラ国王、シリアのアサアード大統領ら50カ国の代表が参列して、国家元首並みの別れになった。
 アラブ諸国の、「ミスター・パレスチナ」アラハット・パレスチナ自治政府議長への尊敬と関心の深さを示していた。
 しかし、アメリカも日本も、重要人物は出席せず、この対応は複雑であった。
 
 遺体は、ラマラの議長府内の敷地に埋葬される事になった。
 パレスチナの象徴であった、アラハット議長の念願は、エルサレムの地に埋葬される事であったが、この願いは果たされなかった。
 ラマラに還って来たアラハット氏の遺体を囲んで、数万人の海が出来てしまい、ペリコプターを取り巻いて、どうにも身動きが出来なくなった。
 CNN・TVが中継しているが、遺体を搬送する自動車もヘリコプターにも近づけない状態になった。
 組織化されていないヒステリー状態の民衆を、一体どう治めて行くのか、このTVの光景が最も象徴しているようだ。
 
 昨夜半から雨 のち曇り 8時 案件があって要談(自宅) 9時30分 自宅の倉庫の整理整頓をお行うことになって、五人で清掃を始めた。
 大量の、数時間の間に、おそらく数千点を数える書籍や書類が出てきて、その整理で午後も精一杯かかって、これが中食後も延延と夕方まで続いた。
 夕方には晴れてきた。この仕事は自分の「30数年間のコレステロール」と「垢の蓄積」を清掃することであって、30年ぶりの大掃除になった。これはなかなか根気の要る仕事であった。
 
 17時を過ぎると、すっかり暗くなって仕舞った。手袋を取るとがっくりして疲れたと思った。
 駐車場内には、車一台分よりも多くの書籍、書類、粗大ゴミの山が築かれていた。
 この山を見ていて私は「人間はゴミを創る動物である」ことを再確認した次第である。
 夜は長尾謙一歌集「巻機山」を読む。

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