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| ダイエーが解体日本経済の 潮目の変化更に深まる(10月16日)(土) 1950年代、まだ敗戦の色が濃い大阪の町にささやかな「主婦の店ダイエー薬局」を開いたのが戦争から復員した中内功氏だった。 思えば、中内功氏は、松下幸之助、本田宗一郎氏らと並んで戦後日本経済発展の中での成功者の一人であった。 日本経済発展に沿って、拡大路線を走り続けて、一時は三越を抜いた事もあった。 企業経営を志す若者達にとっては、「中内功」の名前は、一種のカリスマ的存在であり、憧れの的であった。 私も若い頃に、中内功氏の「わが安売り哲学」を読んだことがあった。その中で氏は・・・ 「日本各地にソビエトを作ろう」・・・・流通革命をプロレタリア革命に見立てて、旧勢力打破を目指した。 正に時代の潮流に乗った過激な主張だったが、それを一つひとつ彼は実現して行ったのである。 この主張は、1971年「戦後日本思想大系8 経済の思想」(筑摩書房刊)に抄録されている。 「消費者主権を背景にして、メーカーへの対抗力を打ち出そうとした主張は、初めてではないか」と、経済評論家の伊東光晴氏は評していた。 このことを「私にとって生涯の誇りである」を中内氏は語っていた。 72年には遂に小売店舗の売り上げで日本一になったのである。 しかし、絶頂期に中内氏は、心の平安と自分の進むべき道を求めて臨済宗の山田無文師の教えを請うた。 「社会が必要とするならば、あんたの会社はおのずと残る」と老師に中内氏は言われたと言う「流通革命は終わらない」(日本経済新聞社)。 中内氏の歩んだの経営戦略の軌跡を良く見てみると、日本人の多くの敗戦後の「欲望」の有様が良く分かる。 薬から始めて、お菓子、そして牛肉へと中内商法は大いに当たったのである。 それは、戦争中に外地で飢えに苦しんだ中内氏自身の実体験から編み出されたものだった。 しかし、日本人の欲望は途方もなく拡大して行き、そして拡散した。 そして中内氏は過度の「不動産」への信頼と、身の丈外れた多大な投資が、バブルの崩壊によって、圧倒的に自らにのしかかって、自滅したのである。 自ら引き起こした「流通革命」に押しつぶされて、中内氏自身が取り残されると言う事態に到ったのである。 今後、食品スーパー(ダイエー、ローソン、オレンジページ、マルエツ、セイフー、サカエ) デパート(十字屋、プランタン) 外食(フォルクス、オレンジフードコート、神戸らんぷ亭) ホテル(神戸オリエンタル、新神戸オリエンタル) プロ野球(ダイエー・ホークス、福岡ドーム) レジャー(ファンフィールド) 不動産(浦安中央開発、オレンジエステート、ダイエーリーシング) 金融(OMCカード)など多くの中内氏が残した事業が売却され、または整理廃止、解体される事になった。 この美味しい「獲物」を求めて、各支援企業が、弱肉強食の争奪戦を始めようとしている。 中内氏がハワイ・オアフ島のアラモアナ・ショッピング・センターを購入したのが、正にバブルの最盛期であった。 今後、税金を使う再生機構は、本業以外の仕事は全て整理の対象になる。 結局、これからのダイエーは食品スーパーとしてしか生き残る道はなくなった。 勿論、それも他の企業に身売りされる事になるのである。「ダイエー・ホークス球団」も、いずれ身売りされるだろう。 「中内ダイエ−」の歩んだ道は、正にバブル経済の隆盛と崩壊の象徴的現実そのままであった。 さて、今度のUFJ銀行の崩壊を巡るもう一つのカギは、マンション売買の最大手「大京」である。 「ダイエー」と「大京」のふたつを、完全に片付けないと、「バブル崩壊後の処理」が到底終わらない。 ところで、その矢先に西武鉄道グループの総帥堤義明氏が、責任をとって全ての会長職を下りた。 こちらの方は、証券取引法違反の刑事事件で告発される可能性が大きい。 当然、西武ライオンズのオーナーも辞めたが、西武ライオンズ球団の行方もこれで微妙になって来た。 「パ・リーグは倒産状態だ。経営努力だけではどうにもならない」堤氏のその口ぶりには、プロ野球球団経営の意欲や情熱がまったくなくなったことが伺えるのである。 時代は大きく変わった。この際、登場人物が交替したほうが、面白い芝居が見られるように思われるがどうであろうか? 暗い曇り 朝夕の冷え込みが激しくなってきた、風邪の季節が近いせいか、マスク姿の人を見かけるようになった。 最近まで酷暑で大汗をかいていたのに、早いものである。 朝は例によって、野菜ジュース、 ゴーヤ、グワーバ茶、 酢大豆、 酢卵、 霊水。 これを30年間私が続けている 9時 案件があって要談(北小岩) 10時 案件があって要談(区内) 12時 案件があって要談・昼食 チャーハン 午後は作品の制作(自宅) 夜は李登輝「新渡戸稲造と武士道」の一部を読む。 |
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