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UFJ時代の流れ乗切れず 競争原理敗北の果て(10月08日)(金)

 UFJ銀行に東京地検特捜部の捜索が入った。金融庁が早川潜元常務を告発したのである。
 この銀行は、不良債権の処理が遅れて、あせりがあったと思う。
昨年10月9日朝、金融庁に1本の電話があった。
 「検査の説明の他に別の書類が、他の部屋に隠されています」
 これが発端となって、UFJ銀行を東京三菱FCとの合併にまで追い詰めることになった。
 
 金融庁は、当時大口融資先を重点にして特別検査を行っていた。
 情報の開示を求める検査官にUFJの担当者は否定したが、電話で指示されたある部屋を検査したら、100箱以上のダンボール箱が発見された。
 大手スーパー・ダイエーを初めとしてUFJ銀行の大口融資先に関する書類が詰められていて、既にUFJが金融庁に示していたデータに較べると、経営状態に対して厳しい見方が示されていた。
 
 これによって、UFJが検査忌避行為を行っていることが、金融庁によって確認された。
 04年6月18日に「業務改善命令」を出したときにも「意図的ではなかった」としていたが、UFJ銀行が「役員から支持があった」と認めたのは、7月28日であって、発覚から7カ月後のことであった。
 
 UFJが検査忌避を行ったのは、決算で赤字が巨大に膨らみ、自己資本比率が低下して、『りそな銀行』のように国有化されるのを、何としても回避したかったからだった。
 多数、巧妙、意図的、組織的、悪質な手口で行われた検査忌避は、書類の隠蔽、破棄、改ざん、パソコンのデータ隠し、虚偽回答など多岐にわたり、銀行の信用をとことん失墜させる大事件である。
 
 いずれにしても、05年10月をめどに、UFJ銀行は無くなって、東京三菱FCとの統合に向けて走り出している。
 国民の一般的な反応も「またか」と言う程度のもので、慣れっこになっていて、UFJ銀行がつぶれて、大事な預金を下ろそうと言う人も無く、他人事である。
 これは東京三菱がついているから、多分倒産しないであろうと言う安心感である。
 
 石油の原油が1バーレル53ドルになった。史上最高値である。
 多分この影響は世界的に非常に今後大きくなるものと見られるから、注意する必要がある。
 現にガソリンや灯油の小売価格は、深刻に消費者に影響を与えつつあるからである。
 
 ヴェトナムのハノイで、「ASEM39カ国」の会議が開催された。
 これは、アジア・欧州会議で、ASEANとEUが丸ごと入った体制で、あまりに大きくなリ過ぎて、今後身動きが取れなくなることも予想されるのである。
 
 ノーベル文学賞をオーストリア人のエルフリーデ・イエリネク(57)氏が受賞した。
 89年の「欲望」は有名であり、自叙伝「ピアニスト」は01年にカンヌ映画祭でグランプリを取っている。その作品の性的描写が激しいので知られている。元共産党員だったが、91年にやめている。
 
 雨 20度C以下 大型の台風22号が、九州に近づいているので、警戒警報が出ている。
 8時30分トーヨー 8時45分 江戸川区役所監査委員室へ行った 来客があり要談 13時 退庁 14時 江戸川区美術会の川田副会長が来社(トーヨー) 江戸川区文化祭美術展の申込書を渡す。整理して15日の委員会までに集計してカタログつくりをしてもらうことになっている。
 
 この時季が来ると、いつも我が家は、電話を受ける事で混乱する。
 第52回江戸川区文化祭美術展の申し込み期日が、今年は10月5日限り締め切りなので、自宅の郵便ポストには、毎日かなりの郵便物が投げ込まれる。
 私が会長で、会長宅が美術会事務所になっているから、申込書が期日直前になると、殺到するのである。
 今年も500通以上が来ている。
 
 手紙だけならば、大したことではないが、FAXと問いあわせの電話がかかってくる。
 これが大抵初出品のひとが様子が良く分からないで質問してくるが、家人は美術展の内容が良く分かっていないから、質問に答えられないで戸惑うのである。
 家人にとっては、迷惑至極だが、期日ぎりぎりの10月5日前後の数日間は、良くわけの分からない電話のやり取りで右往左往する次第である。
 
 夜 アルフレート・ヴァラダン「自由の帝国」(NTT出版)を読む。

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