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| 政界の注視は人事如何になる 小泉内閣命運を賭け (09月02日)(木) アテネオリンピックに隠れていて休戦状態だった政界が動き出した。 9月は、閣僚と自民党幹部の人事の月である。「人事」と言うのはどういうことかと言えば、閣僚人事ならば15人が喜び、5-60人が思惑はずれでがっかりする事である。 おそらく、小泉純一郎首相が最後に行なう「人事」だろう。 ところで、7月の参議院選挙比例区で、自民党は1680万しか獲れずに民主党の2114万票に負けた。 防衛関係出身の候補3人が落選し、遺族会、医師会、宗教関連、建設・土木・土地改良関連の候補者が、全員集票力を落としている。 例えば、特定郵便局の政治団体「大樹」関係の得票力を見ると、1980年に百万票を得たのが、今回は僅かに28万3千足らずになった。 「小泉が郵政に要らぬ手を突っ込んだので、特定郵便局の格ががた落ちになった。 明治時代に、前島密が全国に郵便局網を張り巡らすために創設したもので、地方へ行くほど特定郵便局長の格は高い。 地域の人から尊敬されて来た日本の伝統が、小泉の手で壊されてしまった。小泉は国賊だ」と、ある郵便局長が私に言っていた。 特定郵便局長の平均年収は900万円くらいだが、「渡し切り費」と言うカネが国から年間900億円支出されていて、これが私的に流用されていると言う事で問題になったこともある。 しかし、農村へ行けば行くほど、地元の信望のある人が局長を務めている例が多くて、自民党の絶対的な集票機能を果たして来たものである。 この構造が小泉首相「構造改革」のせいで、全部ひっくり返されるのである。 もともと小泉首相が郵政改革を昔から唱えていた理由は、「財投の廃止」である。 郵貯、簡保の膨大な資金が「財政投融資」に流れてしまい、これが湯水のように使われて、高級官僚の天下り先にされて「諸悪の根源」になって来た。 これを改革しようとしたのが「小泉改革」の原点の発想である。 「財投」は、すでに01年から改革がスタートしていて、現在、郵貯、簡保資金は、強制的に国債などを買わされる仕組みの中で使われている。 これからどう言う風に郵貯民営化が進むのかはっきりしなけれども、展開によっては、国債暴落、一大金融危機を招きかけず「郵政改革」は、生ま煮えのままで、表面的議論だけが進んでいて、この状態が続くことが、郵政組織の壊滅崩壊に輪をかけているようだ。 いずれにしても、自民党の「集票能力」は衰退、激減しつつある事がはっきりしている。 小泉首相は、郵政族の牙城の「旧竹下派(旧橋本派)」を完全に壊した。そして自民党の基盤も壊したのである。 これが時代の流れと言うものなのであろうか? ミラノ・スカラフィルハーモニー東京公演第二日目に、昨日に続いて出かけた。 コンサートを8月31、9月1、2日と連続して聴いたことになった まず今夜は、リッカルド・ムーティ指揮のドボルザーク(1841−1904)作曲の「交響曲第5番」を聴いた。 ドボルザークの生きたのは19世紀後半であったが、この時代は新ロマン派と呼ばれる音楽が主流だった。 チェコの国民楽派最大の作曲家として成功した彼は、オペラ、宗教音楽、歌曲などその活動は多岐にわたる。 「第5番」は、34歳の時に書かれた。彼の若さと青春の喜びに溢れた作品である。 第1楽章から順に、牧歌的叙情、メランコリック、ユーモラスなどが連続的に盛り上がり、第4楽章の終曲では、大胆で緻密で力強い旋律が自信に満ちて展開して行き、最高の頂点に達するのである。 次のシューベルト(1797−1828)の「第九番」は、彼が亡くなってから10年後に、作曲家のロベール・シューマンによって発見されたものである。 シューベルトを尊敬していたシューマンは、シューベルトの兄から楽譜を見せられて、「難しすぎるとか、大げさだとかと言って、一度も演奏されないのは、理解できない」と語り、この作品を世に出したのである。 シューベルトがこの曲を書いたのは、死の8ケ月前だった。彼は死を予感していたらしく「自分もベートーヴェンの『第九』のような作品を残したい」と考えていた。 シューベルトは、この作品をウイーンの楽友協会に初演を求めたが、「あまりにも長くて、あまりにも難しい」と言う理由で断られていた。 シューマンの発見によって、1839年3月21日に、ライプティッヒで、メンデルスゾーンの指揮で日の目を見た。 この作品は言うまでもなく、音楽史上大きな影響を後世に与えたもので、第1楽章から、牧歌的旋律、夢幻的な美しさ、優美さ、溌剌さ、と続いて第4楽章は、ベートーヴェンのような力に満ちた明瞭ななフィナーレであり、コーダの圧倒的なクライマックスに到達するのである。 朝、晴れのち曇り残暑あり 10時 案件があって要談(自宅) 13時 案件があって要談(トーヨー) 17時30分 案件があって要談(全日空ホテル) 19時 リッカルド・ムーティー指揮 スカラ・フィル第二日目に行く ドボルザークの「交響曲第五番」 シューベルトの大曲「交響曲第九番・グレイト」(サントリー・ホール) 終わってから、全日空ホテルのシャンペン・バー。 ●政界の注視は人事如何になる 小泉内閣命運を賭け |
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